2006-03-01作成
Plan9をVMware Serverにインストールします。
※VMware Serverのバージョン1.0020925
まず、Plan9のisoイメージを本家からダウンロードします。
仮想マシンのHDDは4GBで、『事前割当なし』にしています。
仮想マシンのHDDを2GB程度のサイズ設定すると何故かdisk fullでインストールに失敗しますので、4GB以上にしておいた方が良いと思います。
とりあえず、インストールを成功させる事が最重要ですので、USBやサウンド等の必須ではないデバイスは削除しています。
仮想マシンのCDドライブの設定を、ダウンロードしてきたisoイメージにし仮想マシンの電源を入れます。
電源を入れると、まずCDからインストールするのか、CDから起動するのかを聞いてきます。
今回はインストールするので1を入力してENTERキーを押します。
DMAを使うかどうかを聞いてきます。よくわからないので、デフォルト『yes』のままENTERキーを押します。
マウス、画面のサイズ、モニターについて聞いてきますが、とりあえず全部デフォルトのままでOKなので、そのままENTERキーを押します。
すると、Plan9のインストーラが起動します。
しかし、マシンによっては下のように真っ暗な画面が表示されることがあります。
原因はわかりませんが、Plan9のインストールで真っ暗な画面が表示される場合は、VGAの設定をする必要があります。
設定をするには、コマンドを入力する必要があるのですが、このままでは入力できません。コマンドを入力するには入力用のウィンドウをもう一つ作る必要があります。
Plan9のインストール画面は大きなウィンドウが上に1つと、小さなウィンドウが下に2つの3分割されています。その大きなウィンドウを小さくして、もう一つウィンドウを作ります。
ウィンドウのサイズ変更はウィンドウの境界でマウスカーソルの形が変わったら、左ドラッグです。
ウィンドウを小さくしたら、空いた(ウィンドウがない)スペースを右クリック(押したままキープ)です。画面がうまく表示されないのでハッキリとは見えま せんが『new』という文字が見えるはずです。右クリックしたまま、『new』という文字のところまでマウスカーソルを動かし右クリックを離すと、マウス カーソルの形が+に変わります。マウスカーソルの形が変わったら右ドラッグして新しいウィンドウを作ります。
うまくいけば下のように、白い新しいウィンドウが表示されます。
新しいウィンドウが表示されたら『%』の横をクリックしてフォーカスを新しいウィンドウに合わせます。
『%』の横にカーソル『|』が表示されたら
echo hwaccel off > /dev/vgactl
と入力します。
間違えたらBackSpaceで修正できますが、この段階では画面の表示がおかしいので表示は消えずに、重ね書きされたように表示されます。修正はされているので、自分を信じて入力してください。
入力してENTERキーを押すと、画面が正常に表示されるようになります。現在表示されている画面の表示は自動的には直りません。表示を直すには、ウィンドウの境界を左ドラッグをしてサイズ変更をしてください。
コマンド入力用に作ったウィンドウは、もう必要ないので削除します。
空いている(ウィンドウがない)スペースを右クリック(押したままキープ)するとメニューが出てくるので、右クリックしたまま『delete』までマウスカーソルを移動し、右クリックを離します。 マウスカーソルが○と+を重ねた様な形に変わりますので、コマンド入力用に作ったウィンドウを右クリックします。成功すればウィンドウが消えます。
これで画面表示が正常になりましたので、あとは普通のインストールど同じです。
インストールは下のとおりです。
Task to do [configfs]:
・・・・・・・・・・・・・・・
File system (fossil, fossil+venti)[fossil]: fossil+venti
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [partdisk]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Disk to partition (sdC0, sdD0)[no default]: sdC0
・・・・・・・・・・・・・・・
Install mbr (y, n)[no default]: y
・・・・・・・・・・・・・・・
>>>w
>>>q
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [prepdisk]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Plan 9 partition to subdivide (/dev/sdC0/plan9)[/dev/sdC0/plan9]:
・・・・・・・・・・・・・・・
>>>w
>>>q
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [fmtfossil]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Fossil partition to format (/dev/sdC0/fossil)[/dev/sdC0/fossil]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [mountfs]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Fossil partition (/dev/sdC0/fossil)[/dev/sdC0/fossil]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [configdist]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Distribution is from (local, net)[local]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [mountdist]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Distribution disk [no default]: /dev/sdD0/data
・・・・・・・・・・・・・・・
Location of archives [browse]:
/% exit
・・・・・・・・・・・・・・・
Task to do [fmtventi]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Venti arena partitions to use [/dev/sdC0/arenas]:
・・・・・・・・・・・・・・・
Venti index partitions to use [/dev/sdC0/isect]:
HDDをフォーマットします。仮想マシンのHDDのサイズが大きいと時間がかかります。
HDD:4GB(事前割当なし)で、1分くらい待ちます。
Task to do [copydist]:
システムをインストールします。
インストールは、かなり時間がかかります。(私の環境で一時間以上)
Task to do [bootsetup]:
Enable boot method (floppy, plan9, win9x, winnt)[no default]: plan9
Install the Plan 9 master boot record (y, n)[no default]: y
Task to do [finish]:
Feel free to turn of your computerと表示されたらVMwareのメニューから『Send Ctrl + Alt + Del』をクリックして再起動します。
通常だと、CDの設定をisoイメージから戻せばいいのですが、Plan9の場合なにをやっても
ndb/dns: can't read my ip address
の表示後、先に進みません
VMwareでPlan9を使う場合、インストールが終わったら仮想マシンの設定からCDドライブを削除します。
再起動後、CDからインストールするのか、CDから起動するのかを選択する画面で仮想マシンの電源を切って仮想マシンの構成を変更すると良いでしょう。
構成を変更して、CDドライブを削除したら仮想マシンの電源を入れます。
root is from (tcp, il, local)[local!#S/sdC0/fossil]:
user[none]: glenda
ユーザglenda(plan9のマスコットの名前)は、デフォルトで作成されるのユーザです。
起動すると、インストールの時と同じように画面が崩れています。
※起動後は1時間くらいHDDにアクセスし続けます。
インストールの時と同じようにコマンドを入力して設定を行います。
インストールの時とはウィンドウの配置が違います。右上隅のあたりが、空いているので右クリックしたまま、『new』という文字のところまでマウスカーソ ルを動かし右クリックを離します。マウスカーソルの形が+に変わったら、マウスカーソルの形が変わったら右ドラッグして新しいウィンドウを作ります。
インストール時はVGAの設定だけでしたが、起動後はキーボードの設定もします。
新しいウィンドウで
echo hwaccel off > /dev/vgactl
cat /sys/lib/kbmap/jp > /dev/kbmap
と入力します。
インストール時と同様にウィンドウのサイズ変更、ウィンドウの移動を行い、画面をきれいにします。
これで、インストールと起動が無事できました。 設定を起動するたびに行うのは面倒くさいですが、起動ファイルの編集の説明はエディタの説明が必要になるので、また今度ということで、お願いします。
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